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ブルージュまで来たのは いいのですが 寒くて寒くて それはもう寒すぎて 3分くらいしか 外に出ていることが出来ず こんなトコまできて わーい、やったー! ウルトラマンになった気分 なんて喜ぶことはなく 街の魅力の一つである 運河が凍ってしまい その上を鳥だの人間だのが 歩く始末でその姿といったら この運河の氷が割れることなど 決してあり得ないという 運河に張った氷よりもぶ厚い 絶対的な信頼に基づいているようにも見え 北海道の稚内よりも北に位置する 街なので寒いのは当然の話です。 ![]() The winter in Europe is so cold to be frozen. 天井のない美術館と呼ばれる ブルージュというベルギーの小さな街に 私がはじめて来たのは 今から16年以上も前のことです。 その時は英国から船でドーバー海峡を渡り、 オステンドというベルギーの港町から 電車でブルージュまで行ったのですが バックパックを背負って石畳の道を駅から歩き 街の中心のマルクト広場に出た時に こんなに美しい街が存在するのかと 口をあんぐりさせたのを 昨日の事のように覚えています。 しかし観光シーズンが終わりきっていない 9月だったことと街に着いた時間が夕方だった為に 街中の宿を一軒一軒まわったのですが 結局その日のホテルが見つからず 夜になって泣く泣く電車で ブリュッセルに移動したのでした。 ケータイ電話もインターネットも 一般的ではなかった時代の話です。 ブリュッセルに向かう電車の中で 「いつかきっとまたブルージュに行こう」と思い 16年以上も経ってからまたここにやってきました。 この街の鐘桜から聞こえる鐘の音は 今までのどこの街のそれよりも美しいです。 ![]() Having recall of travel means to 思えばフランスとイタリアを まわっている時は芸術家との 出会いが多くありました。 リヨンのマダム・ヴァコニュ、 フィレンツェのヴェッキアリーノさん、 そしてローマの朱クン、 ブログに書いただけでも3人、 ブログに書いてない人まで含めると 378人の芸術家と出会っていて その人達のことをイチイチ書いていたら キリがないというものです。 たくさんの芸術家に会ったのは最初に 出逢ったのが日本人の絵描きの方 だったからかもしれません。 その人は大阪から来た女性で パリで会いました。 小田実の著書「何でも見てやろう」を バイブルとする百戦錬磨の旅人です。 旅先で如何に優雅に過ごすかを 実に心得た方で決して欲張らず、 行きたいと思っていた場所で ゆっくり絵を描きながら過ごしていました。 パリで出逢ったので私はその方のことを 終始マダムと呼んでいたのですが ご本人はなんだか照れくさそうにしていたのが 今でも印象に残っています。 私がパリから南に行きイタリアまで まわることを話すと無事に旅が終わるように お守り、そしてお年玉までくれた その人の名はマダム・フクイ。 写真は1月7日、オペラ座近くの レストランで撮ったもので 右側の赤いセーターのご婦人がマダム・フクイ。 左側の視線があさっての方にイッちゃってるのは マダム・フクイのお孫さんのマダモアゼル・フクイ。 ![]() Your camera looks like a bazooka. 活字中毒という病を 長年わずらっているので 今回の旅にも2冊の文庫本 「どくとるマンボウ航海記」北 杜夫 「旅する力 深夜特急ノート」沢木 耕太郎 を持って来ているのですがそれらをとっくに 読み終えてしまっていたので 本を1冊買っておこうと思い パリの名物となっているセーヌ川沿いに 並ぶブックスタンドに行ってみるも 私が読んで理解出来る本は やはり1冊もなくジュンク堂(日本の本屋) パリ店に行ってみたのです。 店に行くまでに読もう読もうと 思いながらその機会を何年も逃して来た 金子 光晴という人が書いた 「どくろ杯」という本を買おうと考えていて 運良くその本はジュンク堂にあり 書棚の前でいざその本に手を差し伸べると 私の左側にいたソルボンヌ大学で 日本文学を専攻しているという パリジェンヌの右手がどくろ杯に伸び 私が差し出した左手と重なり ハッとして二人は見つめ合うと 一瞬にして恋に落ちていったのです。 なんて出来すぎたロマンスがあるワケもなく どくろ杯の斜め上に陳列されていた 裸の大将こと山下清が書いた 「ヨーロッパぶらりぶらり」という本が 気になって仕方なかったのです。 結局ヨーロッパぶらりぶらりを買ったのですが この本がとても楽しいので ジュンク堂で妄想したソルボンヌ大学で 日本文学を専攻しているパリジェンヌのことは すぐに忘れてしまったんだな。 ![]() Why is the town of Paris such an outdated? 思えば1月4日、パリに着いたその夜 最初に入ったのがこのレストランでした。 ホテルの1階がこのイタリアンレストランで 寝床から近いというのは何より便利です。 パリでは毎日のようにここで 食事をしたりワインを呑んでいるので 働いている人達とはすっかり 顔馴染みになりました。 その中でも特に陽気な イタリア人の二人 日本人の客が入って来るたびに 「オーサカ」、「ナゴヤ」、注文すらしていないのに 「オカイケイ」などと言っている トマーゾとフィルミーノは 愛すべき超テキトーなおっさん達です。 ![]() Happiness is a way of travel, 第一次世界大戦を公式に 終わらせた約束のことを 日本では 同盟及連合国ト独逸国トノ平和条約 と言うそうですが 何のことか さっぱり分かりません。 写真はその約束が 交わされた部屋です。 ヴェルサイユ宮殿で 調印された条約なので ヴェルサイユ条約です。 ![]() Diplomacy; n パリの地下鉄のホームはどこも 魅力的ですが特にシテ駅、 ノートルダム寺院の最寄り駅の プラットホームが好きです。 生活者の日常的な移動手段である 地下鉄の駅を魅力に感じるのは 私が旅行者であるからに 他なりません。 ![]() I still commute using metro 髪の毛がいいかげんロックな 感じになってきたので ここはひとつ散髪に 行っておこうという話です。 旅をしているだけなら 髪の毛なんぞは 伸ばし放題でいいのですが ヴェルサイユ宮殿で行われる パーティに招待されているので 日本代表としてはちゃんとして おいた方がいいかと思いまして。 外国で髪の毛を切る時は やはり緊張を隠せません。 おかしな髪型にならないように 「いつもの感じで」って言ってみたけど やっぱり不思議な顔されちゃったよ。 日本語で言ったのが いけなかったのかな。 ![]() Hair is long-term friend. まだ寝ているのと 目が覚めるとの中間あたりで あれ、ここ何処だっけ? と思うことがあります。 ホテルの窓から外を眺めると そこはパリで この街にはやはり圧倒的な サムシングがあるような気がします。 ![]() Journey is similar to speech, both of them are パリからローマまでの移動は 全て電車を使いました。 パリ→リヨン 1時間59分 69.00ユーロ リヨン→マルセイユ 1時間43分 39.00ユーロ マルセイユ→ニース 2時間32分 35.00ユーロ ニース→ミラノ 4時間37分 33.50ユーロ ミラノ→ヴェネツィア 2時間35分 32.50ユーロ ヴェネツィア→フィレンツェ 2時間8分 43.00ユーロ フィレンツェ→ローマ 1時間31分 45.00ユーロ 合計 17時間05分 297.00ユーロ 電車に乗っていただけの時間です。 1ユーロざっくり100円として 合計29,700円也。 東京−大阪間を新幹線の指定席で 行って帰ってくる値段よりも安いです。 ローマからパリまで帰るのには ヒコーキを使いました。 2時間00分 42.36ユーロ 何が高くて何が安いのか よく分かりません。 ![]() In the course of our trips, the internal scene of < 前のページ次のページ >
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